ご依頼の背景

今回ご紹介するのは、北九州市小倉南区にある「志井駅前薬局」と「ふじむら耳鼻科」の解体工事です。地域に長年親しまれてきた建物の解体に際し、施主様より「敷地内の舗装を残してほしい」という明確なご要望をいただき、丁寧かつ慎重な作業が求められる現場となりました。

建物の特徴と施工の難しさ

建物は築18年と比較的新しく、鉄筋がしっかりと入った丈夫な構造でした。基礎も厚く、骨組みの強さが目立つ建物であり、その分、解体には通常の約1.5倍の時間と手間を要しました。

とくに重機による解体作業においては、コンクリートの硬さや鉄筋の密度が作業を難しくし、計画通りに進めるためには職人一人ひとりの技術と集中力が不可欠でした。

職人の工夫と現場対応

敷地内の舗装(アスファルト)を残すというご要望にお応えするため、私たちはほぼ全面に鉄板を敷いたうえで重機を運び入れ、解体作業に着手しました。これにより舗装面を傷つけることなく、安全かつ効率的な作業を実現することができました。

現場では日々、重機の動線や振動による影響を細かく確認しながら、鉄板の設置位置の見直しや補強を行うなど、細やかな対応を重ねました。

まとめ

今回のように、構造が強固な建物や現場条件に配慮が求められる工事においては、経験と技術に基づいた丁寧な対応が不可欠です。私たちは今後も、お客様のご要望に真摯に向き合い、安心して任せていただける仕事を積み重ねてまいります。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。